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短気集中、NCLEX-RNの試験勉強の方法とNext generationについて

Hello,コアラです。

 

さて、今回は短期集中、NCLEX-RNの試験勉強の方法とNext generationについて記載します。

 

勉強方法には正解がないですよね(´・ω・`)

教育課程、留学経験、臨床経験、臨床の現場から離れていた期間、英語レベル、仕事や家庭、子育てのバッググラウンド等によって、勉強スタイルは異なると思うので、参考程度に読んでいただければと思います。

少しでも皆さんの勉強方法のヒントになれば幸いです。

 

🌼その前に、NCLEX-RNの試験の概要とNext Generationの変更点について少し

NCLEX-RNとはアメリカの看護師の国家試験のことです。

現在カナダやオーストラリアもNCLEXを導入しているようです。

 

試験は英語で、CATという形式を用いて、コミューピューターで実施します。

問題は看護の基本的な知識を問う問題で、特別な知識などは必要ないとされています。

また出題の分野がある程度決まっているのですが、Next generationに伴い、変更があるのかなと思います。

必要な勉強時間は、4週~12週と某サイトに記載がありました。

 

さて、2023年4月1日~試験内容の大幅な変更あるのですが、変更点を以下に記載します。

 

1.問題の難易度が上がる

⇒RNが従来より重症度の高い患者を看る機会が多いことから、重症度の高い患者のケアに重点が置かれる問題設定へ変更。

 

2.問題形式が一部変更

ケーススタディ問題が新たに導入される。

1つのヶースから2~8個の問題が出題され、これらの問題に関しては解答により近い選択肢を選んだ場合、部分的な得点が認められる。

複数択肢解答や穴埋め問題の他、ドロップダウンリストを制作する問題が出題される。

また必須か、禁忌かを選択する問題等も出題される。

NCSBNの臨床判定測定モデルに添った問題が出題される。

 

3.出題数の変更

⇒85~150問題の中に、15個の採点に含まれない問題が出題される。

ケーススタディは3つ出題され、合計18の問題が出題される。

これは全体の21%に値する。

 

4.スコアの変更

⇒正解または不正解の採点の他、Dyad点、Traid点が認められる問題も一部ある。

これはPolytomousというスコアリングという。

例えば、複数回答の問題で、合計のスコアがマイナスの場合、得点は0。正解があれば、1ポイントずつ加算。不正解であれば、ポイント0。

Dyad点は、両方の回答が合えば、1ポイント獲得。

Traid点は、正解毎に1ポイントですが、すべて正解の場合2ポイント獲得。

 

従来の形式の問題では、引き続き正解が不正解のみ。

 

5.制限時間は変更なし

⇒5時間以内。

 

よって、67問は通常の問題と思うと、勉強方法は大きくは変更する必要がなさそうです。またケース問題はLAB ALUEの記載があるため、暗記する必要性がないので、その辺も問題自体に集中できて、問題は解きやすいのかなと思います。

 

🌼おおよそ2ヵ月半の勉強で合格した私の勉強法

厳密にいうと2ヵ月半だけの勉強ではありません。

受験許可が降りるまで、サンダースの文章を読だり、問題を解いたりはしていました。

 

ただ事実として本格的に勉強に取り組んだのは、受験許可が降りてからです。

 

<主に使った教材は以下2点>

・サンダース

・Uworld(90日コース)

他の教材はほとんど使いませんでした。

 

この2つを選択した理由ですが、

サンダースは教科書のように使用できるとのことだったので、知識をたくさん詰め込みたいと思い、購入しました。

Uworldは本番と画面が似ている、かつ問題も似ているとの情報があったので、少しお高めでしたが、購入しました。

 

<どのようにこの2点を使ったか…>

・サンダースは一通り読んで、問題を2~3周解きました。

・Uworldは1周解いた後、リセットができなかったので、すべての科目を50~100問程度解き、間違えた問題を再度解き直しました。

 

問題を解きながら、大事な部分やよく間違える、忘れる部分をノートに書き留めました。試験直前は問題は解かず、ノートの見直しを行いました。

 

<勉強の進み>

・2022年2月~12月 サンダースを読んだり、問題を解いたり、のんびり勉強

 12月の時点で、最初に勉強した項目はほとんど忘れていました(´・ω・`)

 

~12月の中旬に受験許可が降り、真剣に勉強に取り組む~

・2023年1月中旬 サンダースを1周終える

         サンダースのテストを1回目実施

・2023年2月の初旬 Uworld 1周終える

          サンダース2周目(問題のみ)終える

          サンダースのテスト2回目実施

・2023年2月中旬 Uworld プレテスト1回目実施 正解率56%

・2023年3月初旬 Uworld プレテスト2回目実施 正解率65%

 

<勉強時間と毎日のルーティーン>

・勉強時間は、8時間~12時間程度。

私は子どもがいない、家事もそんなにしなくてよい、無職という勉強しかしなくてよい環境だったので、これだけの勉強時間を取れました。

 

・毎日のルーティー

9時半 起床

10時~13時 サンダースの問題を解いたり、ノートの確認

14時 昼食

15時~20時 Uworldの問題を解く

20時 夕食 

20~23時 テレビを観たり、お風呂を入ったりして過ごす

23時~2時 Uworldの問題を解く

 

<勉強中に大切にしたこと>

・勉強の出来具合を自己分析する

⇒本番の試験は全く同じ問題はもちろんでないので、正解率に一喜一憂しないように心がけました。他の方もおっしゃられているように、正解や不正解の理由を理解することが大切です。例えば、選択肢一つ一つに対し、〇〇だから当てはまらない、または、当てはまるなどを明確にすることが必要です。たまたま選択して合っていた問題を“できたと勘違い“してしまうと、本番の問題で解けないと思います。

練習問題で問題を解く際は、選択肢に対して、理由づけをしながら解くようにすると、良いと思います。

 

・緊張感を持って、勉強する

⇒一つ一つの問題に集中し、選択した理由づけをしながら、なぜ正解したのか、不正解だったのかを自分なりに分析して、次に繋げる勉強を行いました。

例えば、正解した場合は、この辺りの知識は完璧になってきているので、復習は2~3日空けてもよいと認識する。

例えば、不正解の場合、知識の曖昧だった部分をもう一度復習する必要があると認識する。

 

上記2点は、合格に繋がった勉強だったと思います。

 

<本番の試験を受けてみての感想>

・教材はサンダースやUworldでなくても良かった

⇒ただ他の教材を使っていないので、どれが良いとも言えないのですが。

本番の試験はサンダースやUwordと似ているようで似ていません。

少し傾向が異なるので、戸惑う方もいらっしゃると思います。私も戸惑いました。

 

・問題をたくさん解けば合格する試験ではない

⇒問題数や正解率、勉強時間は合格には関係ないと思います。

当たり前ですが、どれだけ本番で正解できるかが必要です。

大切なことは、問題を解く中で、正解を導くための知識や判断力を身につけることです。合格するために必要な知識や判断力を獲得する問題数、勉強時間は人それぞれ異なります。自分自身と向き合って、問題数の調整や勉強時間の増減等をすることが必要だと思います。この自己マネージメントができると、さらに合格に繋がるのでは?と感じます。

 

ちなみに、Uworldの正解率に関しては、正解率54%以上の方は92%の確率でNCLEXで合格するとサイトに記載がありますが、残りの8%の方は不合格です。正解率が高くても、不合格になることを頭の片隅に置くことも必要です。

 

 

今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

RNを目指している方、NCLEXを勉強中の方の少しでも参考になれば幸いです。

もしかしたら、付け加えるかもしれません。