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東京2020大会オリンピックボランティア体験記②(∩´∀`)∩

Hello,yuriです。

 

先日15夜のお月さまがとってもきれいでしたね(*^^*)

今回は、前回に引き続き、東京2020大会のボランティアについて、シェアしていきます。前回より具体的にボランティアの活動を伝えていけたらと思っています。

 

🌼実際のボランティア活動の1日

 

活動場所:オリンピックスタジアム

役割:練習場、競技場アクセスコントロール

無観客試合となり、メディカルサービスの役割からイベントサービスの役割へ役割自体が変更となりました)

 

14:45 チェックインを行う

集合場所へ到着すると、まず体温計測を行います。その後アクレディエーションカードで顔の認証(セキュリティ)を行い、そこを通過すると、荷物のチェックを自衛隊職員の方に行われます。

一連のセキュリティを通った後、フィールドキャストセンターというところで、チェックインを行い、活動日数の確認や本日の集合場所の確認を行います。この際、活動日数に応じて、ピンバッチをもらったり、くじを引きます。またお水やひんやりシート、塩分チャージタブレットを受け取ります。

 

15:00 集合場所で待機する

同じ時間帯で活動するフィールドキャスト全員が集まるまで待機をします。

ここで、本日のお仕事内容の説明、流れなどのアナウンスがあります。

 

16:00 活動を開始する

3~4人のチームに分かれ、活動を開始します。

この日は20:00頃、女子陸上競技のハードル?、21:30頃に男子陸上競技の100m走の決勝があり、役割はオリンピックスタジアムの傍にある練習場で選手やコーチにお水を渡すという役割でした。

 

私は中国やモロッコ南アフリカなどのチームのテントで活動しました。

4人のチームで、常に2人が活動するように配置し、他の2人は休憩するようなスケジュールで動きました。今年の夏は暑くて、夜でも蒸し暑かったので、休憩が多く取れるのは嬉しかったです。

 

17:00 選手たちが選手村から到着し、決勝に向けて、ウォーミングアップしていきます。目の前にいる各国の選手たちに興奮しました(∩´∀`)∩

私は先に休憩のチームだったので、食堂へ行き、飲み物をもらったり、アイスを食べたりしてのんびり過ごしました。また5輪のモニュメントを見に行ったり、NHKの放送局を見に行ったりもして、ほぼ観光気分で過ごしました。

 

18:00 いざ、活動時間!!選手たちにお水や青い飲み物(ゲータエイド?)を渡す番が(∩´∀`)∩ドキドキしながらお渡ししたことを今でも覚えています。時々コーチの方も来て、「スナックはないの~(笑)」とジョークを言われたり、お辞儀をしてくれたり、英語でのやりとりが楽しかったです。

 

19:00 夕食の時間。ミールクーポンを持って、再度食堂へ行きました。この日は、仲良くなった中国人のフィールドキャストのお姉さんと一緒に夕食を食べました(*^^)v日本語も中国語ペラペラのボラさんと仲良くなって、とっても楽しいご飯タイムを過ごしました。ご飯は、おにぎり2個またはロールパン3個に、おかず1種とアイスクリームが提供されました。その他、カロリーメイト、塩分タブレットアクエリアスなどももらえます。

 

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休憩室はこんな感じです(^^♪

20:00~22:30

再度活動タイム。陸上競技の選手たちの肉体美、筋肉、体つきにほれぼれとする時間でした。アスリートってすごい!!今までテレビでしか見たことのないアスリートのみなさんを見ることができて本当に感激しました。

 

また中国人のフィールドキャストのお姉さんのサポートがあり、なんと中国の男子リレー選手の方がピンバッチをみんなに配ってくれました。私も持参したピンを選手へ渡し、初めてピントレードをしていただきました。本当に嬉しかったです。

 

またその後、少しお話をさせていただいたり、お写真も撮っていただいたりして…本当に感激の時間が続きました。中国の選手の方々、とっても優しかったです。

 

ちなみに、男子リレーは別日でしたが、予選1位通過で、テレビにもしっかり映っていらっしゃいました(*^^*)その日も活動日だったので、競技上に全力で応援したのを覚えています。

 

全日本の女子の陸上競技の選手もまじかで見れて、競技場に入場する直前に、お水も渡すことができました。競技直前まで笑顔で、リラックスされていて、すごぉいメンタルだなと思いました(*^^)v

 

どの国の選手も、ボランティアに対して笑顔で、やさしくて、感動してしまいました。

 

22:30 選手のみなさんが選手村のバスへ移動したところで、活動終了です。この日はとても遅くまで、練習場に選手や関係者のみなさんが残り、練習場にある大きなテレビをみながらライブビューイングを楽しんでいました。

 

22:45 活動は終わりましたが、ボランティア同士で写真を撮ったり、食堂で余っている食べ物や飲み物をいただき(フードロスを防ぐためです)に行ったりして、色々楽しんで帰宅しました。

 

この日、自宅に到着したのは、00:30とかだった気がします…(笑)

 

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フィールドキャストの1日は以上のような感じです(∩´∀`)∩

真夏の活動だったので、結構ハードなボランティア活動でした。

 

🌼ボランティアグッズってどんなもの?

活動日数によってもらえるボラティアグッズがあったので、それをご紹介します。

 

・ピンバッチ

活動日数によって、ピンバッチがもらえます。これは会場によって、もらえるピンバッチの種類が異なり、活動日数が少なかったり、厳しい会場に当たると、ピンバッチがあまりもらえません(´・ω・`)よくわからない管理で、ツイッター内は大荒れしてました。

 

大体活動日数1~3日で、銅色のバッチ、活動日数4~6日で銀色のバッチ、活動日数7~10日金色のバッチがもらえました。またくじを引いて、当たると、プラチナカラーのピンバッチがもらえます。

 

非売品のものですが、某フリマサイトでは3000円~10000円で取引されていました( ゚Д゚)

 

スウォッチ

スウォッチはプラチナカラーのバッチと同様、くじを引いて当たるともらえます。

 

このくじは活動7~10日で、1回引けるシステムの会場が多かったようです。

 

スウォッチも某フリマサイトでは8000円程度の高値がついておりました(´・ω・`)

 

・ひんやりタオル

青海アーバンスポーツパークの会場では、あずき色のひんやりタオルをいただきました。ブライドサッカーの関係者からのものだと思います。このように、競技によって、特別なものをもらえたりもします(*^_^*)

 

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IOCの方からいただいたUSAのステッカーもいただきました。

 

・ユニフォーム

ニュースでご存知の方も多いと思いますが、ユニフォームの再配布がありました。これはオリパラ両方で活動した方への再配布だったようですが、パラのみの方も再配布してもらえていたようです。再配布では、ユニフォーム1式+シャツやパンツ、靴などをもらいました。家族分ももらっていいよ~とのことだったので、夫や姪っ子の分ももらいました。

 

転売禁止なんですが…残念ながら、ユニフォームも転売している方がいますね~( ゚Д゚)

 

 

🌼ボランティアの間で流行っていたもの

 

・ピンバッジ集めやトレード

オリンピックと言えば、開会式などで選手たちがたくさんピンバッチを首から下げている様子がみられていましたが、ボランティアもピンバッジ集めやトレードが流行っていました。役割によっては、各国の関係者かたたくさんピンバッジをもらっていたり、トレードしていたりしていました。中には100~200個程度収集する方もいらしたようです。

 

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私も少しですがピンをトレードしたり、集めたりして楽しみました(*^_^*)

 

・オリンピックの5輪マークや聖火台などのモニュメント巡り

活動日がない日もユニフォームで街中をうろうろ~そして、記念になるモニュメントで写真をぱしゃりして、思い出作りされている方も多かったです。

 

・グッズの爆買

大会期間中、大会後も、グッズに関する情報はツイッターでかなり出回っていました。そして、どこどこのお店に○○が売っていたや50%オフだった!などの情報を共有し、ボランティアで経済を回していました(∩´∀`)∩私も欲しくても高くて変えなかったものを、50%までオフになったということで購入できたものもあり、とても満足しています。バイヤーさんかっ!!てくらい、購入されている方もいて、みんなのボランティア愛を感じました。

 

🌼活動中、ボランティアの間で問題視されていたこと

 

・無観客になった後のボランティアの役割再配置の対応の遅さ

無観客が決まった後、組織委員会のボランティアへの対応がとても遅かったです。私の場合、オリンピックでは開会式3日前に活動中止のメールが来ました。その後、組織委員会から提示された活動日は1日のみ。しかし、同じ会場でも他の役割の方は10日間も活動日がしっかりありました。また開会式のリハーサルへの招待などの措置をされているボランティアもある方もいました。会場や各役割のマネージャーによりボランティアの対応がまちまちで、役割が与えられなかったボランティアはとても悲しい、辛い思いをしたと思います。ボランティアの中には、本来のお仕事を辞めて、ボランティアに臨む方もいらっしゃいましたし、ボランティアジャーニーは約3年間の道のりでした。楽しみにしていた活動がゼロ、または1日のみとなり、残念な思いのまま大会を終えたボランティアも数多くいたのは事実です。

無観客となった場合のボランティアの対応はイレギュラーだったとは思いますが、プランBへの対応がしきれていない組織委員会の運営にはがっかりした…というしかありません。

 

・ユニフォームの転売

ボランティアのユニフォームの転売は禁止となっていますが、やはり売られています。ただユニフォームはボランティアだけが支給されているわけではないので、一概にボランティアが転売しているとは言えませんが(´・ω・`)ユニフォームはアルバイトの方にもTシャツ、帽子などが配布されています。出勤日数によってTシャツの配布枚数が異なるとのことで、実際に若いアルバイトの方から「多くもらったから転売する」との発言を人ずてに耳にしました。

 

・ボランティアのマナーの悪さ

ボランティアだからって、何でもやっていいことなんてありません!!が、ボランティアという立場を利用して、活動日以外も会場に来て、競技を観に来る方がいたそうです。また基本的に選手へ話しかけたりすることは禁止ですが、無断で写真を撮ったり、たくさん話しかけたりする方もいたとかです。また高齢のボランティアさんの中には、ピンバッチなどは一人1個の配布ですが、スタッフの目を盗んで、手づかみでたくさんもっていってしまった方もいたとかです。ルールを守っているボランティアとは反対に、ルールを無視して活動する方もいて…同じボランティアとして残念だなと思いました。

 

以上のように、楽しい活動の裏側には…(´・ω・`)

残念だなと感じることも多かったボランティア活動でした。

 

🌼東京2020大会のボランティアを終えての感想

色々あった東京2020大会でしたが、ボランティアを通して体験したことは、オリンピック・パラリンピックでしか体験できない特別なもので、ボランティアに応募して良かったと心から感じました。世の中にはこんな楽しいことを支える仕事や、ボランティアをする現場や機会があるということを知ることができ、今後の私の人生に新たな影響を与えてくれました。東京2020大会では、満足したボランティア活動はできなかったので、今後のスポーツやオリンピックなどの大会に、微力ながらも携わることができるように、今後も英語や医療、ボランティアのスキルを磨いていけたらと思っています。

 

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さて、次はパリかな~(^^♪

 

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。